時々是パン紹介記

埼玉や都内にあるパン屋さんの珍しいパンの紹介記事を中心としたブログ

畝作りと種まき

今週末は畑へ行き、畝作り、そしてようやくスタート地点となる種蒔きまでを行ってきたので、その詳細を書きます。

まず昨日、先々週、先週と耕しておいた土を使い畝を作りました。鍬を使って土を真ん中によせて周りを固めると同時にスコップの裏を使って上を平らに均しました。ニンジンの栽培に必要な畝幅約60cm、高さ約10cmになるべく近づけるようにして畝を作りました。

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今回作った畝は高さが10cm程度の平畝。これに対して高さ20cm以上の高畝もあるようです。畝の高さは土の水はけの良さにつながり、高畝にするほど水はけが良くなるそう。逆に人参は発芽に水分が必要となり平畝が適当なようです。

参考:畝の作り方バリエーション | 調べる | タキイ種苗株式会社

 

畝を作った翌日いよいよ人参の種まきです。

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20cmの間をあけて種を蒔く溝を作ります。適当な長さの支柱(写真右の緑の棒)があったのでそれを使い、棒を回したり、左右にこするようにしながら溝2本を平行に作りました。そしてそこに種を蒔きます。今回は2種類の種を両方使い、一方の溝に冬どり人参、もう一方に時なし五寸を蒔きました。どちらも小さなもみ殻のような感じの種でしたが時なし五寸の方は青色に着色されていました。着色種子は薬剤処理の証だということは調べていたので知識として知っていましたが、実際に見たのは初めてだったのでちょっと驚きました。

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着色種子は土の上に蒔いても、周りの色と同化しにくいようで、蒔いた場所が良く分かるといった利点もあることがわかりました。

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種まきは筋蒔き(1列に種を1粒ずつ蒔いていく)で、種の間隔は3mm程度と説明しているサイト(サカタのタネ)や間引き(芽を出した作物の密集しているところから一部を取り除くこと)がしやすいように3cmでと説明しているサイト(マイナビ農業)もありました。しかしながら正直種が小さすぎて(胡麻と同じような大きさ)1粒ずつ蒔いていくのは無理!!(できないことはないかもしれないけど、時間がかかり過ぎる)そして、この暑い時季は特に発芽率が悪くなりそうだったこともあり、間隔は2mm程度にして、2粒以上落ちてしまった所はそのままにして、とにかくたくさんの種を蒔くことにしました。

種を蒔くときに、つまんだ後に親指と人差し指でこよりを作るような感じでずらすと割合1粒ずつ蒔くことができました。

そして少量の土をかけてハンドスコップで固めて完了です。(人参は光を好む植物(好光性)があるため、あまり土をかけると発芽に良くないとのことで少量にしました)

最後に不織布を使い畝を覆ってその上から水をかけました。20200816160348     20200816160355

これは発芽に水分を有する人参にとって乾燥は大敵のため、土の水分保持のために行いました。ただ実際に不織布を覆った上から水をかけてみると意外に水がはじかれてしまうことがわかったので、一度不織布をはずして畝に直接水をかけてから再度畝にかぶせました。そして更に上から十分な量の水を与えました。ちょっと2度手間になってしましました…。

後から知ったのですが、種を一晩水につけておくと発芽に良いとのこと、前日に畝を作った時にもう少し調べておけば良かったと少し後悔しました。ともあれ、今後はとにかく土を乾燥させないことが重要になってきます。明日から天気の様子を見つつ、出社前に畑へ行って水撒きをする予定でいます。暑い時季、畑までは片道自転車で30分、正直かなりの労を要するので今はとにかく発芽がうまくいってくれることを願うのみです。