人参の発芽の結果は・・・
最近は全く雨が降らず、人参の発芽のためにこの1週間は朝6時前に起きて出勤前に毎朝水をやり続けていました。すると不織布の上から緑色の芽のようなものが見え始めました。不織布を上げて見てみると、小さな芽が。しかしながら・・・
人参の芽の形とは違うものばかりでした。「雑草かな」と思いつつ、あきらめの悪い私はYahoo!知恵袋で調べてみましたが結局皆口をそろえて「雑草」とそして「蒔き直した方が良いでしょうと」・・・(下の画像はどうやらツユクサの芽のようです。)
残念ながら今回の人参は全く発芽しない結果に終わりました。毎日水をやっていたにも関わらず発芽しなかったのはやはり気温による所が大きいのではないかと思います。あらためて見てみると人参の発芽適温は15~25度、35度を超えると発芽しないということです。最近は35度の猛暑日が続き、不織布で乾燥は抑えられていても、適温からはかなり逸脱していました。
人参は7月から8月が夏蒔きの時季とされていますが、近年の夏の猛暑は本当に異常なレベル、一般論が通用しなくなっているのかもしれません。
恐らくこのまま蒔き直しても発芽するかちょっと不安です。今はもう少し気温が下がってから蒔き直すことを考えています。
牛タンしぐれが美味しくなって帰ってきた!
これまで、自分の野菜栽培とそれで調べた、知ったこと等を書き連ねてきましたが、今後はそれ以外の気になったことも記事にしたいと思います。
私の家の近所にある業務スーパー。名前の通り業務用食品を扱っていながらも、一般の人も普通に利用でき、その多くの商品がコスパの高いものばかりです。
私はここの長瓶詰め惣菜が好きで、これはネット上でも検索するとすぐに出てきて、下記に示したページ等で紹介されている、鶏そぼろと牛そぼろは良く買います。
業務スーパーで「自分史上最強!ご飯のお供」を発見!「衝撃100円台」で万能&無限に使い倒し
先日会社帰りに寄った時に通路に置かれた瓶詰め惣菜の中にこれを見つけました。
牛タンしぐれです。
業務スーパーの長瓶詰め惣菜はこれまで色々な種類が出てきましたが、私の知る限り、定番として残っているのは鶏、牛、鮭の3種のみ。他は殆んどが販売終了したのか、見当たらなくなってしまいました。この牛タンしぐれもそのようで、今回はそれが復活していました。ただ、買った当初はその事は忘れており、単に珍しいとしか思っていませんでした。
しかしながら後から調べてみて意外なことが判明、中身が、ひいてはそのラベルが少し変わっていたことに気付きました。
「実山椒入り」になったのです。
ネット上で「牛タンしぐれ 業務スーパー」で検索してみたのですが、どのページも以前の「牛タンしぐれ」ばかりで実山椒入りのものが紹介されたページはありませんでした。
実際に食べてみると実山椒の鼻に抜ける香りと爽やかさが食欲を更に増してくれます。さすがにしぐれ煮なので焼肉屋の牛タンのような感じは全くないのですが、個人的に十分美味しいと感じます。ご飯にたっぷりとかければ、もうおかずがいらないレベルです。
価格は税抜き185円で以前のものと変わらず。牛そぼろと同じ値段になります。これもまたコスパ最高です。お近くに業務スーパーがある方、以前の牛タンしぐれを食べたことのある方もそうでない方も一度手にとって試してみてください。
畝作りと種まき
今週末は畑へ行き、畝作り、そしてようやくスタート地点となる種蒔きまでを行ってきたので、その詳細を書きます。
まず昨日、先々週、先週と耕しておいた土を使い畝を作りました。鍬を使って土を真ん中によせて周りを固めると同時にスコップの裏を使って上を平らに均しました。ニンジンの栽培に必要な畝幅約60cm、高さ約10cmになるべく近づけるようにして畝を作りました。
今回作った畝は高さが10cm程度の平畝。これに対して高さ20cm以上の高畝もあるようです。畝の高さは土の水はけの良さにつながり、高畝にするほど水はけが良くなるそう。逆に人参は発芽に水分が必要となり平畝が適当なようです。
参考:畝の作り方バリエーション | 調べる | タキイ種苗株式会社
畝を作った翌日いよいよ人参の種まきです。
20cmの間をあけて種を蒔く溝を作ります。適当な長さの支柱(写真右の緑の棒)があったのでそれを使い、棒を回したり、左右にこするようにしながら溝2本を平行に作りました。そしてそこに種を蒔きます。今回は2種類の種を両方使い、一方の溝に冬どり人参、もう一方に時なし五寸を蒔きました。どちらも小さなもみ殻のような感じの種でしたが時なし五寸の方は青色に着色されていました。着色種子は薬剤処理の証だということは調べていたので知識として知っていましたが、実際に見たのは初めてだったのでちょっと驚きました。
着色種子は土の上に蒔いても、周りの色と同化しにくいようで、蒔いた場所が良く分かるといった利点もあることがわかりました。
種まきは筋蒔き(1列に種を1粒ずつ蒔いていく)で、種の間隔は3mm程度と説明しているサイト(サカタのタネ)や間引き(芽を出した作物の密集しているところから一部を取り除くこと)がしやすいように3cmでと説明しているサイト(マイナビ農業)もありました。しかしながら正直種が小さすぎて(胡麻と同じような大きさ)1粒ずつ蒔いていくのは無理!!(できないことはないかもしれないけど、時間がかかり過ぎる)そして、この暑い時季は特に発芽率が悪くなりそうだったこともあり、間隔は2mm程度にして、2粒以上落ちてしまった所はそのままにして、とにかくたくさんの種を蒔くことにしました。
※種を蒔くときに、つまんだ後に親指と人差し指でこよりを作るような感じでずらすと割合1粒ずつ蒔くことができました。
そして少量の土をかけてハンドスコップで固めて完了です。(人参は光を好む植物(好光性)があるため、あまり土をかけると発芽に良くないとのことで少量にしました)
これは発芽に水分を有する人参にとって乾燥は大敵のため、土の水分保持のために行いました。ただ実際に不織布を覆った上から水をかけてみると意外に水がはじかれてしまうことがわかったので、一度不織布をはずして畝に直接水をかけてから再度畝にかぶせました。そして更に上から十分な量の水を与えました。ちょっと2度手間になってしましました…。
後から知ったのですが、種を一晩水につけておくと発芽に良いとのこと、前日に畝を作った時にもう少し調べておけば良かったと少し後悔しました。ともあれ、今後はとにかく土を乾燥させないことが重要になってきます。明日から天気の様子を見つつ、出社前に畑へ行って水撒きをする予定でいます。暑い時季、畑までは片道自転車で30分、正直かなりの労を要するので今はとにかく発芽がうまくいってくれることを願うのみです。
野菜の種を選ぶときは袋をしっかり見る
今週末にいよいよ畝(種のベッド)を作り、種を蒔きたいと考えています。最初はこの暑い時期に植えることを考えて写真右の「冬どり人参」を買いました。袋に耐暑性、耐病性と書いてありうまく育ってくれると考えたからです。しかしながら、種がこの1袋で足りる量なのか、蒔けるスペースが余るのももったいないと思い、念のためもう一袋別の種類の種「時なし五寸」(写真左)を買い足しました。
袋には表裏両面に品種、特徴、蒔き時、栽培方法等が書かれており、自身の栽培環境に合ったものが分かります。特に気になるのは裏面の発芽率。同じニンジンでも種類によって異なり、 「冬どり人参」は「時なし五寸」よりも20%も低くなっています。逆にペレット種(コーティング種)の人参もホームセンターにありましたが、そちらは80%以上でした。ただ、ペレット種は発芽に水を必要とするということなので、この時季の栽培には適さないと考えそれは購入していません。いずれにせよ種は蒔いても必ず発芽するとは限らないため、たくさん蒔くことで対応する必要があります。
今週末の種まきの際には量も考慮しつつできれば両方蒔いてその違いを見たいと思っています。
ちなみにイプロジオン1回処理などという記載は種子消毒のための薬剤名。土壌伝染性の病気から野菜を守るためのようで、栽培した野菜に影響することはないようです。
1週間前の肥料蒔き(8-8-8肥料とは)
久々に天気の良い土曜。昨日言っていた通り畑に行って2度目の土づくり、化成肥料を蒔いてきました。化成肥料は1平米あたり100g使用。使ったものはこうじやの化成肥料8号(8-8-8肥料)です。※こうじやは北関東にある園芸用品メーカー。
8-8-8肥料とは?
植物の主要3養分である窒素N、リン酸P、カリウムKの割合が1kgそれぞれ8%入っているもの
※初心者には3要素を含み、それらの成分含有率が8%以下の低いもので、同じ%になっているものが扱いやすいようです。
参考HP:日本肥料アンモニア協会
ただ1週間雨が降らない状態が続き土がカピカピ状態になっていました。しかも先週蒔いた堆肥がそのまま残っている感じがありました。ペレット状の堆肥は水を吸わないと膨れないと書いてあったので前回の段階で耕した後に少し水をまいておけば良かったと思いました。種まきの時に水が大切なことは事前に把握していましたが、それ以前から必要だったかも知れません
今回は耕す前ジョウロで少しだけ水をまき、8-8-8を蒔いて耕した後にも水をまきました。来週は週末以外にも畑に行って様子を見た方が良いかと考えています。水の大切さを感じました。
最後に下の写真は畑の管理人さんのご家族(おばあさん)からいただいた玉ねぎとトマトです。
おばあさんが今日行った時にたまたまいて挨拶したらいただきました。おばあさん自身色々な野菜を栽培しているらしかったです。後ほど管理人さんにお礼の連絡をしました。
帰ってからトマトを水洗いしてそのまま食べました。においが少し青臭い感じがあったのですが中はとてもみずみずしく味も甘くとても美味しいトマトでした。さすがはベテランの方の作る野菜だなんて思いました。
化成と化学は同じものか?肥料の違いとは
今週末は3連休。畑に行って2度目の土づくりをする予定でいます。今日はその事前勉強で肥料について調べ、下記のことを知りました。
有機肥料と化学肥料の違いは?
肥料には有機肥料と化学肥料(無機肥料)に分けられる。有機肥料は先週蒔いた牛ふんや鶏ふん、油かすといったものがあり、土の中で微生物に分解されて吸収されるためゆっくり効いてくるもの。化学肥料は天然鉱石などの無機物を使っているもの、有機肥料と違ってそのまま植物に吸収されるためすぐに効いてくる。ただ化学肥料には土壌を改良する効果はなく、土の中の微生物(植物に有用な成分を作り出したりする)が減少したりするため、有機肥料と一緒に使うようにすることで問題が解決できる。有機が良くて、化学が悪いということではない。
堆肥と肥料の違いは?
堆肥は主に土壌の改良を目的としたもので、野菜を育てる養分である窒素等はあまり含まれていない。
化成肥料と化学肥料の違いは?
化学肥料のうち野菜を育てる養分である窒素、リン酸、カリウムの2種類以上の要素が一つの粒に含まれたもの。これに対して要素ごとに粒が違うものが混合されたものが配合肥料と呼ばれる。
参考HP:https://hobbytimes.jp/article/20180718i.html
https://www.sc-engei.co.jp/qa/h_qa/13.html
参考書籍:NHK趣味の園芸 やさいの時間 藤田 智の もっと知りたい 野菜づくりQ&A
まとめると有機肥料:野菜にゆっくり効く 化学肥料:野菜に早く効く
堆肥:土に効く 化成肥料:養分がオールインワンされた化学肥料ということでしょうか。
調べるまでは堆肥=有機肥料と思っていましたが違ってました。
野菜栽培2週間前の耕作
長かった梅雨もようやく明け、今日は待ちに待った最初の畑作業をしに畑に行きました。
まずは野菜の種を蒔くための畝(うね)を作るための栽培スペースの確保とその部分の土づくりです。栽培スペースは南北方向5m×東西方向1.2mの長方形。巻尺を使って測りました。
※畝:種や苗を植えるベッドとなるスペース
南北に長いスペースを取ったのは平地の畝が通常南北に作られるためで、これは日当たりの差による成長のムラを防ぐためだそうです。
土を耕すのに使ったのはこの3種類(左から剣先スコップ、平くわ、三本くわ)
剣先スコップで土を掘り起こし、平くわで土を大まかに崩して寄せ、三本くわでさらに土を崩していきました。石はなるべく取り除きました。
これに今度は苦土石灰を蒔きます。1kgありましたが使用量を考慮して今回は半分の500g程度を蒔きました。
そして完熟堆肥を続けて蒔きました。堆肥は未熟なものは臭いもあり、畑の土に悪影響を与えるようなので、「完熟」と表記されたものを買っていました。私が買ったのはアイリスオーヤマの完熟ペレット型堆肥で、今回一袋を使用しました。
この後平くわや三本くわで苦土石灰と完熟堆肥を混ぜ込み、土づくり終了。休憩を取りつつ約2時間程度で終えました。
来週末も天気が良い様子です。次は化成肥料を蒔いて更に耕す予定です。