巷で話題のアニメの聖地とは 雲取山トレイルラン(鴨沢コース)後編
今回の記事は前回に引き続き雲取山登山(トレイルラン)に初めて行った私の体験記となります。鴨沢コースのポイント等をご紹介しますので、雲取山に今後このコースで行こうと考えている方は、是非この記事を参考にしていただければ幸いです。
七ツ石山手前の分岐を西に進み、少し行ったところに木の橋がありました。ここは歩くと若干揺れます。写真からはわかりにくいかもしれないですが、下はかなりの急斜面の崖です。慎重にいかないと危ないところでした。
そこを超えてから、ふと気温の低下を感じました。高度も段々と上がってきていたからでしょうか。(標高1500mを超えています)
さらに進んで「ブナ坂」に到着。(起点から約9km)ここも広くなっています。ここで再び休憩を取りました。といっても5分程度ですが。
「ブナ坂」から先は開けて本当に眺めが良くなってきます。
こんな眺望も
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遠くに富士山です。すばらしい景色です。
さらに先に進んで。
この曲がりくねった木は「ダンシングツリー」と言われているそうです。(後ろを振り返って撮影)
腰のくびれのようなすばらしい曲線!踊っているように見えます。
約10km地点。不思議な形をしていると思ったら、ヘリコプターの発着場でした。
標識。ここにもとは小屋があったようですが、今はなくなってしまっていました。
段々と傾斜がきつくなってきました。そして
雲取山手前。(約11km)ここが最大の試練の場所。ひどい傾斜です。体力を奪われました。
汗だくになりながらもどうにか坂を超えての分岐にたどり着き、 そしてようやく見えました。
雲取山小屋です。地図上では徒歩でももう30分以内に到着できる様子。
段々と近づいて行き。
ラストの坂。ここを乗り越えれば・・・。
ようやく雲取山小屋に到着しました。しかし実は小屋があるところは山頂ではなく、山頂はもう少し上がったところです。しかしもう2分とかかりませんでした。
約3時間半かかってようやく山頂に到着。素晴らしい眺めです。
山頂には石碑以外にも色々とありました。まず木碑
これは方位盤。山頂から見える他の山々等が石で彫られています。
「原三角測点」とそれを説明した案内板です。良く知らなかったので登山後に調べたところ、地形図作成のための測量をするための基準とされる「三角点」の標石のうち、明治時代に内務省が埋め立てたものだそう。しかしその後多くの「原三角測点」は現在の「一等三角点」に取って代わって抜き取られてしまったらしく、現存では雲取山のものを含めて3か所しかないらしいです。非常に珍しいものだったんですね。
しかし3時間半かけて登ったのも束の間、14時44分発バスの時刻に間に合わせるために直ぐに下山することになりました。滞在時間わずか10分!!!ゆっくりする間がありませんでした。
みんな急いでいるので下りで良い写真を撮れたのはこれくらい。途中メンバーが前後で離れてしまったので、思わず「ちょっとスピードダウン(してほしい)」と先頭の方に叫んでしまいました。そして14時半に登山口にたどり着きました。予定通り奥多摩駅行きのバスに乗ることができたのです。
総移動時間は6時間かからず!!!登山だったら登りにかかる時間で往復してしまいました。メンバーは私も含めフルマラソン完走経験者、トレイルランニング経験者ではありましたが、正直14時44分発のバスは厳しいのではないかと考えていたため、自分でも驚いた次第です。
今回初めての雲取山登頂そして標高2000m超えの山登りを経験しましたが。本当に運が良かったと思いました。メンバーの方が誘ってくださったこともそうなのですが、天気にとにかく恵まれました。予定だったら真冬の装備をして厳しい寒さを覚悟していたところ、ド晴天しかも風もほとんどない状態であったため、まったく寒くなく、むしろ登りでは暑くて汗ばむくらいの状態でした。
登頂にあたり今回使ったこの鴨沢コース(七ツ石山を通らないルート)ならば道に迷うことは殆どないと思いました。危ない場所も殆ど限られていて、慎重に進めば大丈夫そう。体力と時間は当然必要ですが、決して初心者が登れない山ではないと思いました。
しかしながら、これからの時季はもう寒くなり、日も暮れるのが早くなるので、大きなリスクを伴います。来シーズンの暖かい時季に行くのが良いと思いました。そしてもし初心者が行くとするならばこの山を何度も訪れたことのあるようなベテランの方と一緒に万全な備えを持って行くべきだと思いました。
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