時々是パン紹介記

埼玉や都内にあるパン屋さんの珍しいパンの紹介記事を中心としたブログ

苺のマルチング

今回の記事は苺栽培の備忘録です。

 

2021年2月14日。今日は苺の畝に黒マルチ(黒色マルチフィルム)を張りました。


  

f:id:chronosdeer:20210214173151j:plain  f:id:chronosdeer:20210214173348j:plain

実は2月11日祝日、化成肥料を一握りの半分程度、株と株の間に撒いて軽く耕しておりました。そののちに黒マルチを張る予定だったのですが、強風のため断念しました。

それで今日張ることにしたのです。

 

黒マルチは土の温度の上昇、雑草の予防などの目的で使われているものです。苺では2月~3月に張ることとされており、これは成長を促進するためです。

 

今回私はそれに加えて土の乾燥予防のために張りました。前回の記事でも書きましたが、現在も株の様子は変化なく半分枯れかかった状態です。正直このまま復活するのかも怪しい状況ですが、水を撒いてもう少し暖かくなるまで様子を見たいと思います。

 

ちなみにマルチを最初から張って冬を越させない理由は、苺は実は秋に休眠に入るのですが、これを目覚めさせるためにある程度の寒さが必要だから。この寒さの必要量を「低温要求量」と言います。今回育てている「宝交早生」という種類の苺は低温要求量が多い種になるのでマルチをかけない方が良いようです。一方「とちおとめ」や「とよのか」といったハウス栽培品種では低温要求量は少なく、マルチングをすることができるようです。

 

参考ページ:サカタのタネ 

イチゴは1月下旬から2月上旬にマルチングをした方がよいと聞きました。なぜ10月の植え付けのときにマルチングをしないのでしょうか。|園芸相談Q&A|サカタのタネ 家庭菜園・園芸情報サイト 園芸通信

JA石川かほく

イチゴ|家庭菜園|JA石川かほく

  

*今回は単なる自分の備忘録としての簡単な記事としましたが、もしお読みいただいた方いれば誠にありがとうございます。興味を持ってくださった方、また次の記事や他の記事も読んでいただけると、そしてコメントや読者登録していただけるならば励みになります。

 

 

 

苺を冬に枯らさないために

今回は苺栽培をしている方で冬越しをさせている方向けの記事です。継続中の苺の様子と、あるyoutubeの動画を見て苺を育てる上で気をつけるべきだと痛感したことを書きました。

苺を畑だけでなくプランターで育てている方もこのことをあらためて頭の隅に置いておくことで、栽培がうまくいかないことを防げるかもしれません。

 

苺の葉の枯れについて

1.苺の現状

2021年2月7日。いきなりですが現在の苺の状態はこのような感じです。

 f:id:chronosdeer:20210207173928j:plain

f:id:chronosdeer:20210207174143j:plain f:id:chronosdeer:20210207174206j:plain

 

以前、寒起こしの時に記事で紹介した時よりも、葉のほとんどが茶色く変色してしまっています。先週確認して時点でもこのような感じでした。

何が原因だろうか、もう育たないのか・・・と思っていましたが、あきらめきれずネットで「苺 冬 枯れる」というキーワードで検索して調べていたところ、偶然ある動画にたどり着きました。

 

2.冬の苺の枯れの正体がわかった動画

 

www.youtube.com

 

これは、苺農園のコンサルティング等を行う会社の代表である宮崎さんという方がご自身のチャンネルで上げているものでした。

これを見た時に、まさに枯れの原因が良くわからず悩んでいたもやもやが吹き飛びました。

全ては水の量が原因だと・・・。

冬の寒さや病気ではなく水が足りていなかったようでした、勿論一週間に一回は畑へ行き水を上げていましたが、この冬は晴天続きでほとんど雨の日が無かったこともあり、それでも足りていない状況だったのかもしれません。この乾燥の季節、苺も喉がカラカラになってしまっていたということです。

 

3.まとめ

正直今の私の苺の状態は動画でいうところの瀕死状態かもしれません。ただ株の中にはまだ根元の部分が少し緑がかっているものもありました。復活する可能性を信じてしばらくは水の量に気を付け、今度はマルチフィルムを張ろうかと考えています。

苺は水をやり過ぎてもダメですが、乾燥もダメ。本当にデリケートな植物だということが良くわかりました。

 

*今回も最後までお読みいただきありがとうございます。興味を持ってくださった方、また次の記事や他の記事も読んでいただけると励みになります。そしてコメントや読者登録等もお待ちしています。

半年でたった200アクセスの弱小ブログに現れたちょっとした変化

今回の記事は私がこのブログを続けて来て、最近になってアクセス解析で起こった変化についてです。私のブログは野菜栽培等どちらかというと興味のある人が限られているであろう内容がメインで、畑もブログも初心者で知識が乏しいです。そして更新頻度もおよそ週1ペースとそれほどマメではないです。そんな訳でアクセス数は鳴かず飛ばずの状況。半年で総数200ちょっとと正直ブロガーとしては、超弱小のザコブロガーということをカミングアウトします。
ですが、半年続けて40以上の記事を書いてきて、最近アクセス解析である変化が起こりました。それについて下記に述べたいと思います。

目次

ブログに現れたちょっとした変化

1.アクセス数0でない日が1ヶ月続く

これまで毎日のアクセス数が0という日は数知れず。ブログを書いた時点は幾つかアクセスが来るのですが、それ以降のアクセスが全くない状況が続いていました。はてなブログのアプリを使って空いた時間にアクセス数を確認し、0を見てはため息。やっぱり折角作った記事も全く見てもらえないというのは凹みます。しかしながら去年の12月19日から毎日アクセスが少なくとも1つは来るようになり、奇跡的に1ヶ月連続でアクセス0の日がない状況が続いたのです。

 f:id:chronosdeer:20210123070538j:plain

自分のアクセスだろうと思われる方もいるかもしれません。一応はてなブログでは自分のアクセスはカウントされないとなっているので、それはないものと信じています。勿論ログインせずに直接自分のブログにアクセスすればアクセス数としてカウントされると思いますが、故意にアクセスを増やそうとその手段を取ったということもありません。

 

2. アクセス数2桁を初達成

野菜栽培の「寒起こし」についての記事を書いた日に10を超えるアクセスがありました。この4ヶ月で初めてです。ちなみに4時間以上かけて一生懸命書いて、写真を貼り付けて…と頑張って書いた雲取山トレイルのブログですら8か9どまりでした。

 

f:id:chronosdeer:20210123070915j:plain

3. グーグルからのアクセスが現れた

これが一番嬉しかったでしょうか。先日初めてグーグルからのアクセスがあったのです。それまでは、はてな(ブログ、ブロググループ、キーワード)から以外の外部アクセスとしてマイクロソフト検索エンジンBingからしかなかったのですが、偶然にもグーグルからのアクセスがありました。

 

f:id:chronosdeer:20210123071309j:plain

4. まとめ

以上が最近起こった変化です。これから言えることはブログ始めたての方はあきらめずに記事をたくさん書いていれば、結果としてアクセス数に変化の兆しが現れるということです。なぜならばこんなに洗練されていない私のブログでもこういうことが起きたのだから。私は正直こんな変化だけでもとても嬉しかったです。

この記事を読んで、「こんなブログよりも私の方がマシだ」と思ってもらって構いません。この記事がアクセス数少なくて悩んでいる方の役に立ってさえくれれば良いです。しかしながら、私もただ見ているだけではなく、何かアクセス数を集める工夫を調べて、実行したり、記事の内容の充実を図っていきたいと思っています。もし、「ここを変えればもっとうまくいくのに」と思ってらっしゃる方がいたら是非とも具体的な改善策などコメントをいただければこれほど嬉しいことはありません。

 

*今回も最後までお読みいただきありがとうございます。興味を持ってくださった方、また次の記事や他の記事も読んでいただけると励みになります。そしてコメントや読者登録等もお待ちしています。

プロテイン食品 ゼリー4種 飲み比べ

今回の記事は高たんぱく質を持つパウチ型のゼリー飲料4種を実際に買って飲んで色々な点を比べてみたことについて載せています。以前プロテインバー3種を食べ比べた、くだらない記事を書いたのですが。はてなブログアクセス解析で意外に見てくれている人がいたことから、試しに似たようなことでもう1回やってみることしました。

 以前の記事はこちら↓chronosdeer.hatenablog.com

 

メーカーのHPではわかりにくいような情報も盛り込んでおりますので興味があればお読みください。

  目次

プロテイン食品 ゼリー4種 飲み比べ

1.inゼリー プロテイン5000 ヨーグルト味 森永製菓

20210119222747  20210119222753

まずはゼリー飲料の代名詞 森永の「inゼリー」のプロテインたんぱく質量は5000㎎(5g)クエン酸酵素処理ルチンが含まれているようです。森永製菓のホームページによると酵素処理ルチンはスポーツ実施者の筋量を増やす等とされており、更に調べると40人の日本人アメフト選手を対象として試験がされたそう。

中身を出してみるとこのような感じ

 

20210119222758  

飲んでみると風味は確かにヨーグルト。フレーバーを使っていると思われます。粒感がありました。買ったときはありませんでしたが、この商品以外にもたんぱく質15gのプロテイン15000も存在していますので、たんぱく質しっかりという方はこちらも良いかもしれません。ちなみにお値段は若干高め(280円税別)です。

2.ライザップ 5Diet  プロテイン10ℊ マスカット味 RIZAP

 

 20210119222805   20210119222811

二つ目はあのライザップが販売しているプロテインゼリーです。特徴は10gのたんぱく質に加えてGABAが入っている点。これは理由がライザップのホームページにも書かれていなかったので調べてみましたが、どうやらGABAにホエイプロテインの組み合わせで運動誘発性の筋肉肥大を促進するのに役立つ可能性があるという研究結果が存在するようでした。もしかしたらそれを狙って入れていたのかも知れません。中身を出してみると。

 

20210119222817

 

白濁しており。大根おろしをすりおろしたような感じです。風味はマスカットですが、同じマスカットの味がするゼリー飲料と比べると薄味の感がありました。

3.タンパクト フルーツミックス風味 明治

  20210119222823   20210119222830

三つめはタンパクトです。このタンパクトシリーズはお菓子、乳飲料と非常に多くの種類があるのですが、この中のゼリー飲料の一つを飲んでみました。特徴としては亜鉛コエンザイムQ10が含まれていること。特に亜鉛は栄養機能食品(特定の栄養素を補うための食品)としての表示がされています。

中身はというと。

 

20210119222836

なんか前二つと見た目があまり変わりません・・・。たんぱく質が多いので粒感が多く、水分があります。

 

4. アミノバイタル スーパースポーツ (アップル味) 味の素

 20210119222848    20210119222841

最後はアミノバイタルです。これはどちらかというとたんぱく質補給というよりは、運動前にエネルギーとBCAA(バリン、ロイシン、イソロイシン)等の補給を目的としている感じですね。BCAAは筋肉へのダメージ軽減や回復の向上等の効果があるようです。

 中身はこのような感じ。

 

20210119222742

前三つと違ってたんぱく質ではなく、それが分解されたアミノ酸なので、粒々はありません。純粋なアップル味のゼリーでした。

 

5.比較

全く異なった特徴をもつ4種でしたが栄養素等をまとめると以下の通りです。

  エネルギー kcal たんぱく質 g 炭水化物g 脂質g 特徴的な成分 価格(税込み)
inゼリー 90 5 17.5 0 酵素処理ルチン、ホエイペプチド、クエン酸 172
ライザップ 57 10 4.7 0 GABA 214
タンパクト 87 5 15.9 0.6 コエンザイムQ10亜鉛  192
アミノバイタル 100 3 24 0 BCAA、クエン酸、アルギニン 149

 ※価格は近所のドラッグストアで購入時の小売価格です。

 

こうして見てみると皆それぞれ個性がある感じです。

ライザップはもともとダイエットする方がターゲットで作られたようで、カロリー低め、たんぱく質は最も多いです。200円以上と4種の中では最も高い値段。

inゼリーとタンパクトは殆ど近い栄養成分量ですが、inゼリーはトレーニングをする方向け、タンパクトは普通の間食向けという印象があります。

アミノバイタルは最もカロリーと炭水化物が多くトレーニングに適したBCAAやアルギニンが入っています。

 色々と紹介してまいりました。正直言うとたんぱく質の量としては物足りないものもあると感じます。しかしどれもゼリータイプで飲みやすいのは間違いありません。気になった方は栄養成分と味を見て、お好きなものを選んでドラッグストアやコンビニ買ってみてはいかがでしょうか。

 参考サイト

筋肉増加促進!森永製菓の特許成分”EMR”の実力! | ウイダー weider

(文献 Omi N et al, J Int Soc Sports Nutr. 2019 Sep 10;16(1):39. Effects of enzymatically modified isoquercitrin in supplementary proteinpowder on athlete body composition: a randomized, placebo-controlled,double-blind trial.

コンディショニングといえば、僕は筋トレ派。Tuneは無関係だよね?

 (文献 Maya Sakashita, Utano Nakamura, Noriko Horie, Yasuhiro Yokoyama, Mujo Kim, Satoshi Fujita(2019) “Oral Supplementation Using Gamma-Aminobutyric Acid and Whey Protein Improves Whole Body Fat-Free Mass in Men After Resistance Training”

 

 *今回も最後までお読みいただきありがとうございます。興味を持ってくださった方、また次の記事や他の記事も読んでいただけると励みになります。そしてコメントや読者登録等もお待ちしています。

 

「寒起こし」を実施してみたが・・・

今回の記事は野菜栽培の備忘録です。また、冬の時季に土の状態を改善する「寒起こし」について取り上げています。畑で野菜栽培をしていて知らない方がいらっしゃいましたら、参考としてみてはいかがでしょうか。

※今回は目次を追加してみました。備忘録は興味がないという方は「3.『寒起こし』について」をクリックして跳んでください。

目次

苺と人参の状況と「寒起こし」について

1.苺の状況

2021年1月16日。昨日も苺の水撒きや人参の収穫のために畑に行きました。苺の状況は下記の通り。

 f:id:chronosdeer:20210117092046j:plain

一部の株はクラウン(株元)の状態も良くない感じでした。

 f:id:chronosdeer:20210117092139j:plain

初めての挑戦ゆえに現在の状態が良くわからないです。冬場では普通の状態なのか、寒さや病気で弱ってしまっているのか。この状態から回復するのか等、暖かくなってからどうなるのか気がかりではあります。

2.人参の状況

人参についてはもう畑に植えていても成長しない状況だったので、全て収穫することにしました。中途半端な状態で成長が終わってしまった・・・と思いきや

・・・

・・・

・・・

・・・

・・・

・・・

・・・

 

f:id:chronosdeer:20210117092258j:plain

何と30㎝近くまで成長してるものがありました。順調なら多くの人参がここまで育っていたんだろうと思います。残念ですが、冬場の管理が甘かった。詳しいことが知りたい方は下記の記事も読んでください。

chronosdeer.hatenablog.com

 

f:id:chronosdeer:20210117092540j:plain

人参の中には完全に又根になってるものもありました。何か微妙にやらしい感じに見えてきたのは・・・私の心がやらしいからでしょうね(笑)

3.「寒起こし」について

ここからは「寒起こし」についてです。冒頭でも紹介した通りですが、これは冬場の寒さを利用して、土の状態をリフレッシュするための方法です。私は本を見て初めて知りました。これについてはネット上でも色々なページで紹介されています。「寒ざらし」とも呼ぶそうです。方法はいたって簡単。

剣先スコップで30㎝程度土を掘り返すだけ。

この時に塊は砕かずにそのままにしておくようです。

掘り返した土は寒さにさらされて凍り、これが昼間の温かさで解凍され、再び夜の寒さで凍る。これが繰り返されることで、土の状態がサラサラになりやわらかくなるそう。更に害虫を死滅させる効果もあるようです。

 

「いいじゃないか!」と思い立ち、ちょうどリーフレタスを育てた畝が放置されていたのでそれを掘り返してみることにしました。

 f:id:chronosdeer:20210117092640j:plain

しかしながらやってみるとこの30㎝が意外に深い。今日は暖かく土が凍っていなかったですがそれでも掘るのが大変です。

 f:id:chronosdeer:20210117092715j:plain

そして、そのために掘り返した土が大量に出て、置き場がなくなってしまいました。

 f:id:chronosdeer:20210117092804j:plain

隣が苺の畝になっているため隣に置くこともできず。結局畝の半分(3平米くらい?)で断念しました。

本やネット情報だけを頼りにやったので、実際はこれほど掘り返さなくても良いのかもしれません。誰か詳しい人がいたらその方に聞いてみてください。そして、実施する際は私のように土の置き場に困らないように、前もってどうするかを考えておくとスムーズにできるかもしれません。

 

参考書籍

NHK趣味の園芸やさいの時間 藤田智の菜園スタートBOOK 秋冬&春準備編」

日本放送出版協会

参考サイト 

収穫量が変わる!「寒起こし」の正しい方法|家庭菜園| Pacoma パコマ | 暮らしの冒険Webマガジン

寒起こしで土を消毒しましょう | 営農情報 | JAあづみ

 

*今回も最後までお読みいただきありがとうございます。興味を持ってくださった方、また次の記事や他の記事も読んでいただけると励みになります。そしてコメントや読者登録等もお待ちしています。

 

 

 

連作障害 食べる部位ごと、科ごとのまとめ 小松菜は初心者うってつけ

f:id:chronosdeer:20210111172933j:plain

今回の記事は野菜栽培初心者が必ず調べるであろう、連作障害について、自身で調べた結果を載せています。この内容は本やネットで探せばいくらでも出てくると思いますが、食用部位毎、また野菜の科毎に分類した表を両方載せているのは恐らくこのブログだけだと自負しています。よろしければお読みいただければと思います。

 

 

昨日収穫した人参ですが、一度に食べきれないので全て採ったわけではありません。収穫は何度かに分けて行うことになりそうです。そしてすべて収穫し終わったら、また耕しなおして春から新しく野菜を育てる予定でいます。

 

しかしながらここで問題になってくるのが連作障害。家庭菜園をされている方、農家の方は常識的なこととは思いますが、同じ野菜(更に言えば同じ科の野菜)を同じ場所に植えることは病気が発生する等野菜栽培にとって悪影響があるので、原則として禁忌とされています。私も野菜栽培を挑戦しようと決めた頃に本で読んで知ってはいましたが、詳しく調べることはしていませんでした。苺を除いて1回目の野菜栽培が終わり、これから2回目を始めようという前、あらためて連作障害について、本とネットで調べました。下記に食べる部位ごと、野菜の科ごと両方についての表を記しまとめています。

 目次

 

連作障害とは

同じ科の野菜を続けて育てることで野菜の生育が悪くなること.。病気になることもあります。原因は土の中の成分や微生物のバランスが崩れてしまうこと。防ぐにはまず輪作(一つの場所で別の野菜をローテーションで育てる)をしたり、天地返し(地表の土と地中の土を入れ替えて、堆肥を施す)、ナスやトマト、キュウリは「接ぎ木苗」という病気に強い植物の茎、根とくっつけたものを使う等の方法があるようです。

 

食べる部分による分類表

下記の表のような感じです。

間をあけるべき期間↓ 実を食べる野菜 葉や茎を食べる野菜 根を食べる野菜
あけなくても連作障害が出にくい カボチャ

小松菜

玉ネギ

ネギ

人参

さつまいも

1年はあけるべき   水菜

小カブ

大根

2年はあけるべき

キュウリ

レタス

白菜

ショウガ
3~4年はあけるべき

ナス

トマト

ピーマン

 

ごぼう

さといも

じゃがいも

5年はあけるべき

イカ

えんどう

   

 

また野菜の科による分類でもまとめてみました。 

野菜の科による分類表

間をあけるべき期間 アブラナ科 ウリ科 ナス科
連作障害が出にくい 小松菜 カボチャ  
1年はあけるべき 大根
水菜
小カブ
   
2年はあけるべき   キュウリ  
3~4年はあけるべき   メロン ナス
トマト
ピーマン
じゃがいも
5年はあけるべき   イカ  

 

間をあけるべき期間 マメ科 キク科 セリ科 ネギ属
連作障害が出にくい     人参 ネギ
玉ネギ
1年はあけるべき        
2年はあけるべき   レタス ミツバ  
3~4年はあけるべき そら豆
落花生
     
5年はあけるべき えんどう ごぼう    

連作障害に関して言えること

本やサイトによって若干違いがあり、正直絶対正しいとは言えないのですが、調べた結果だいたい次のようなことが言えるようです。

・ナス科の野菜、マメ科の野菜は3~4年と長く間をあける必要がある。

アブラナ科の野菜は1~2年と比較的短い期間で済む。

・ウリ科の野菜は長く間をあける必要があるがカボチャに限っては例外。

・同じ「いも」と名の付くものでも「さつまいも」は連作障害が出にくい。

・ネギの仲間(ネギ、玉ねぎ、らっきょう等)も比較的連作障害が出にくいものが多い

 

私がこれまでに育てた、小松菜はアブラナ科、人参はセリ科に属し「連作障害が出にくい」野菜です。

レタス(正確にはリーフレタス)はキク科、苺はバラ科に属し「2年はあけるべき」野菜のようです。

小松菜は発芽率も高く、9月の残暑厳しい中でも、暑さに強い品種の種を蒔いて芽が出たことは以前の記事で書きましたが、連作障害も出にくいんですね。初心者栽培うってつけの野菜です。

 

おまけ

最後に余談ですが、科毎の分類表で(ネギだけなぜ「ネギ属」なの?)と思った方はするどいです。調べたところネギはユリ科→ネギ科→ヒガンバナ科と時が経つにつれて植物の分類が変遷した経緯があるため、わかりやすいように「ネギ属」としました。

 

参考書籍、参考サイト

参考書籍

「イラストでよくわかるはじめての野菜づくり12か月」 

板木利隆著 家の光協会

「まんがでわかる野菜づくり107」

よだひでき著 ブティック社

参考サイト

マイナビ農業 https://agri.mynavi.jp/2018_11_15_47739/

JAこうか https://ja-kouka.shinobi.or.jp/wp/archives/news/3870/

やまむファーム https://ymmfarm.com/cultivation/basis/crop-rotation

 

*今回も最後までお読みいただきありがとうございます。興味を持ってくださった方、また次の記事や他の記事も読んでいただけると励みになります。そしてコメントや読者登録等もお待ちしています。

他にはこんな記事を書いています。

 

chronosdeer.hatenablog.com

 

 

chronosdeer.hatenablog.com

 

 

chronosdeer.hatenablog.com

 

 

chronosdeer.hatenablog.com

 

 

chronosdeer.hatenablog.com

 

 

chronosdeer.hatenablog.com

 

 

 

 

 

 

 

 

人参収穫と冬の畑の問題

今回の記事も野菜栽培の備忘録です。冬の畑で起こるかもしれない問題点等についても書いていますので、野菜栽培をされる方の参考情報になれば幸いです。

 

2021年1月10日。今日も変わらず苺の水撒きのために畑へ。今回はそれに加えて会社の人にあげる為の人参の収穫も行いました。

 人参は収穫が結構大変でした。先に蒔いた「冬どり人参」はまだ楽だったのですが、後から蒔いた「時なし五寸」はとにかく周りの土が硬くて抜きにくい。もともと粘土質で硬い石のような塊があるような土なのですが、それに加えてあらためて掘り返してみて凍っていたのです。

 f:id:chronosdeer:20210110231137j:plain

もともとの土の質+乾燥+寒さで冬の畑の土は本当に硬い状態だということがわかりました。

 人参は完全に霜にやられて成長がとまりましたが、「冬どり人参」はそれでも大きさ的に割と良いものが多かったです。太さこそ4㎝程度しかないものの、長さはどれも20㎝あり良い長さでした。(写真左:冬どり人参 写真右:時なし五寸)

 f:id:chronosdeer:20210110231203j:plain

中には「又根」になりかかったと思われるものもありました。「又根」は生育の途中で石などの障害物にぶつかる等して先が二つ以上に分かれたものです。しかし収穫したものの多くは問題ないようでした。

f:id:chronosdeer:20210110231151j:plain

 苺は枯れた葉はハサミで切りました。正直本当にただ寒さによる枯れなのか、病気ではないのかという疑念は残るのですが、とりあえず春になるまで待ってみます。

 f:id:chronosdeer:20210110231109j:plain  f:id:chronosdeer:20210110231124j:plain

さて苺に水をあげようとした時にまた冬の問題が発生です・・・。なんと水道の水が凍ってしまい出ないのです。幸いにしてまた管理人さんと会うことができ、別の水道まで連れて行ってもらったのですがここもまた凍っていて出ない!なんと水道が全く使えない状況でした。

止む無く近くの水路の水をじょうろで汲んで苺にあげる羽目になりました。実は前回も同様のことがありました。その時は水路の水のことすら気づかなかったため、泣く泣くコンビニでペットボトルの水を買って撒きました。今後はしばらくペットボトルで水持参が必須になりそうです。これから畑を借りて家庭菜園をしようと思っている方「冬に水道が凍って使えなくなることはないか」というところも確認しておいた方が良いかもしれませんよ。

 

 *今回も最後までお読みいただきありがとうございます。興味を持ってくださった方、また次の記事や他の記事も読んでいただけると励みになります。そしてコメントや読者登録等もお待ちしています。